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2016年03月24日

必ずバレるからね

必ずバレるからね
「喧嘩の原因はなに?」
シューゾーは、二人に聞いた。
二人は、顔を見合わせた。打ち明けるべきなのか、でも、ここには母さんがいる。
巻き込む訳にはいかない、と二人は、すぐにそう思った。
「喧嘩って Diamond水機…僕たちは、なんにもしてないですよ!ただ、イチャモンつけられただけで」
と、若干不貞腐れたように、口を尖らせた。
「そうそう、学校来たら、いきなり連れ込まれたんだ、体育倉庫」
刑事さんは、あからさまに、ため息。
嘘は言ってない、ただ。ほんとのとこは、
言ってない。
「ただ、それだけなんだ。イチャモンつけられただけ!」
二人は、うんうん Diamond水機、と目を合わせた。
母さんは、裕太の嘘を見破ろうと、目を光らせていた。
「ところでさぁ」
颯太は唐突に、荷物を預けようと、考えた。それに気づいた人
は、
「今は、見捨てるわけにも、いけない」
と言い、チラリと、母さんを見たようだった。
母さんは、何も知らずに、キョトンとした。
そこへ、岸本先生が入ってきた。意味ありげに、2人を、見つめた。
「もしかして、あの事件が、引き金なのか?」
先生は Diamond水機、真実を暴いたとおりに、物事が運んでいってる、と思ってる。
その時、突然、人が飛びこんできた。

「た、大変、大変だ!か、火事だ!」
この人は、相変わらず、落ち着きのない様子。
二人は、あることに、気付きました。
「ねえ、そこ、どこ?」
その人は、突然子供に声をかけられて、驚いています。だけど、他の大人たちの目が、早く教えろと、うながしています。
チョット、目をキョトキョトさせながら、
「雑木林の向こうの、プレハブが火元です」
と、あわてて、付け加えた。
え、なんだって?
子供達は、青ざめた。
「放火だと、思われます」
子供達は、真っ先に、仙人のことを思い出しました。まさか、そんな、仙人も?
「人は?中に人は、いませんでしたか?」
二人は、泣きそうな顔で、聞いた。
その人は、頭を振り、
「わかりません。今、消防が消火活動に当たっています」
と言った。
母さんと岸本先生は、子供達の様子を、怪しんだ。
「あんた達、何か、隠してない?」
母さんは、また、おっかない顔になった。
「君たち、関わってないだろうね?」
岸本先生も、二人の様子を不審に思ったようだ。
二人は、顔を見合わせ、思い切り頭を振った。
「そんなこと、ないない」
頭の中は、真っ白だ。
どうしよう、何かあったら、今度こそ
自分たちのせいかもしれない。
火の中に叫び続ける、老人の姿が、頭に浮かんだ。すぐにでも、掘っ立て小屋に確かめにいきたい。けれども!
「裕太!」
母さんは、今度こそ、問い詰める姿勢だ。
「どういう事か、説明しなさい。あんた達、あそこに行ってたでしょ?」
二人は、もう終った!と思った。
「大人たちをだますのは、いい加減にやめなさい。下手な嘘ついても、必ずバレるからね!」
母さんは、今度こそ、本気で聞き出すつもりだ。裕太は、覚悟を決めた。
「あの~」
颯太が、決まり悪げに、細い声を出した。
「裕太を、病院には、連れて行かないんですか?」
あら?母さんは、ボンヤリと2人を見つめた。大丈夫なんじゃないの?と、先生を振り返る。
「まあねぇ~一応連れてったほうが、いいですね~」
なんだか、のらりくらりと、かわされてる感もあるけれど。
しかし、岸本先生は、まだもの問いた気に、2人を、見つめた。



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Posted by wushengai at 13:10│Comments(0)unusual
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